- 臨床・研究グループ
- —生物学的精神医学研究グループ(薬理)
グループの研究概要
精神障害は、主として行動や主観的体験から一応の分類がなされていますが、その概念や成り立ちは複雑で、生物学、心理学、社会学などの幅広い理解と個別化された適用が望まれます。また、個人の連続したライフサイクルからの視点も重要です。
我々は、素因・育ち・環境ストレスの生物学を紐解くことで、可視化が難しい多くの要因によって規定される精神機能の障害の機序の一端を理解することを目指しています。また、私たちは次世代を担う研究者の育成にも力を注いでいます。
研究内容
- 「養育環境から形成されるうつ病発症脆弱性とその脳内機序」
- 「うつ病の遺伝要因・後天的修飾を反映する生物学的指標の探索」
- 「脳局所の神経活動調節手技による強力で迅速なうつ病治療法の開発」
- 「深刻なストレスによって恐怖記憶が障害される脳内機序」
- 「フラッシュバックの脳内機序とその改善法」